哲学

【雑感】物差しを自分の中に取り戻すと言う事

現代社会に生きる人間は、自己管理するために自分の外側にある客観的な数値、基準、物差しを利用する傾向があるように思う。具体的には、例えばスマートフォンやフィットネストラッカーに内蔵されているセンサーによる自分の脈拍や、歩行数、消費カロリー量などを確認すること、仕事において様々な会社が作った指標に基づいて行動すること、自分の労働者としての市場価値を様々な指標から数値化するアプリケーションなど。

大下客観的な基準で自分の能力を図ったり、自己管理をしていく事は、便利でありまたそれほど自分の意思に頼る必要がないと言う点で便利でメリットが大きいとは思う。しかし、そのようにして自分の外側の物差しに頼っていくと、自分の感覚を使って自分のことを把握できなくなっていくと言う問題でもあると感じている。

つまり自分の体調や運動量、体や心、頭の中の状態、自分に何が足りていて何が足りていないのかといったことを自分の主観を用いて繊細に図っていくことが難しくなっていくのではないか。そういった力は、普段から自分の感覚で自分のことを捉えようとする努力がなければ育っていかない。

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